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大阪市?市立大学 新時代パートナーシップ協議会 (平成21年度第1回)開催概要

大阪市?市立大学の連携をさらに強化し、双方の経営課題の解決や新たな大阪づくりに協力して取り組むため、今年度1回目の新時代パートナーシップ協議会を開催しました。 概要につきましては、次のとおりです。

  1. 日時 平成21年5月19日(火)15時10分~16時
  2. 場所 大阪市役所5階 大応接室
  3. 出席者

    (大阪市)
    平松市長
    柏木副市長
    森下副市長
    北山副市長
    村上総務局長
    浅井政策企画室理事
    北村計画調整局長
    石原計画調整局理事

    (市立大学)
    金児理事長兼学長
    柴﨑副理事長
    中村理事兼教育担当副学長
    唐沢理事兼研究担当副学長
    土井理事
    原理事兼病院長
  4. 概要
  5. (1) 議題
    1) 平成21年度年度計画について
    2) 学部第2部の募集停止について

(2)それぞれの議題について、大学からの説明?報告等の後に意見交換を行った。

1) 平成21年度年度計画について

大学

  • 平成21年度は中期計画期間の第2段階(達成)の最終年度であり、次の第3段階(検証)へ進むことが可能となるよう、中期計画にある事業が着実に推進できる方向で計画を策定した。
  • 履修証明書制度の実施準備、長期履修学生制度の導入と社会人教育の充実
  • 都市研究プラザ、複合先端研究機構を中心とした先端的な研究の推進、学内育児施設の開設
  • 近鉄文化サロン阿倍野との共催講座を含めた公開講座の充実、大阪市の教育委員会等との連携を強化、新産業創生研究センターを中心とした産学官連携の推進
  • 改修後の救急病棟を使用開始?救急医療機能の充実、地域医療機関との連携?交流のより一層の充実
  • 沙巴体育平台憲章(仮称)の制定、学生サポートセンターの整備計画策定、教員活動の点検評価の試行、理系学舎の整備の基本設計?実施設計等
  • 今年度の年度計画から、達成目標の具体化、定量化に努め、8項目に数値を記載

2) 学部第2部の募集停止について

大学

  • 第2部の募集停止に伴う教育資源の活用方策として、柔軟性のある学士課程教育の構築について、入学定員や編入学定員の増に加えて、第1部の授業時間の拡充を検討している。
  • 大阪市より検討要請のあった「昼間働きながら夜間等に学ぶことで卒業必修単位を取得できるようなカリキュラムの編成について」は、現在でも、第2部を4年間で卒業できるようにするため第1部の時間割を既に活用している現状にあること、そもそも第1部学生に夜間履修のニーズがどの程度あるのかわからない、など来年度からすぐに実施することは、問題が多い状況である。したがって、今後、第1部学生の夜間コースの履修希望の推移を見つつ検討していきたい。

《本市》

  • 第2部の募集停止を決めた以上、需要があればいずれ対応するということでなく、募集停止する平成22年春から、昼間働きながら夜間等に学びたいというニーズに門戸を開くという前提でどういったことができるかをアピールしていくべきである。

大学

  • 学生に対して、入学時点で、卒業できるカリキュラムの提示が必要となるが、システマティックな開講科目を提示できない可能性もある。

《本市》

  • 夜間の4年だけで卒業するには問題が多いかもしれないが、例えば、長期履修学生制度と組み合わせて、4年分の授業料で卒業できるという仕組みを考えるべきである。
  • 限られた夜間で、大学に来て授業を受けるということだけでなく、インターネット講義の活用など、補完する手段も含め、新たな展開の具体化を進めてもらいたい。

大学

  • 関係者への説明については、今後第2部を目指す方々(高校生など)に伝えることが第一であるとの判断から、ホームページで理由も含めて周知している。
  • 第2部在学生に対しては、卒業するまで大学として責任をもって教育を提供する。

《本市》

  • 説明責任を果たすという観点から、学生等に対する丁寧な対応について、大学として適切に取り組んでいただきたい。

大学

  • 学生への支援については、授業料の減免などの経済的支援や相談体制の一層の充実を図っていく。

3) その他

前回の協議会では、府立大学のあり方報道に関わって、市立大学もこれまで築き上げてきた価値、市にとっての効果などを分かりやすく発信していく必要があるといった議論があり、それを踏まえて沙巴体育平台の強調できる特色について意見交換を行った。

大学

  • 都市研究プラザでの各種の活動、大阪市の各研究機関との共同研究、各種審議会への参画など大阪市政のシンクタンクとしての役割
  • 文化交流センターでの公開講座等の主催、医学部で市民医学講座を定期的に開催、大阪市総合生涯学習センターとの連携講座、教育委員会との連携による中学生セミナー、教員免許状更新講習
  • 医学部附属病院による最新の高度医療の提供、地域医療機関との医療連携 など
  • 他にもあるが、こういった特色を今後も一層発揮して、大学の個性を磨き上げていきたい。

《本市》

  • 市立大学?府立大学は、いずれもすばらしい歴史を持っているので、それぞれの強みを伸ばしていくべきである。
  • 市民には、市立大学があるから、こういうことができるということを、あらゆる機会を通じて言っていきたい。市立大学としても、自らの存在意義をより積極的にアピールしていただきたい。