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健康寿命増進を目指して「人生百寿時代」(2019.11.9開催)

 191122-1.JPG2019年11月9日(土)、あべのハルカスにて、「第2回合同市民医学講座『人生百寿時代』~健康寿命増進を目指して~」を開催しました。本講座は市民の心身の健康の一助となることを目的に本学医学研究科?医学部医学科と大阪市立総合医療センターの共同で実施しています。
 昨年度に引き続き、2回目の開催となった今回は、「高齢化社会に向けた医療者の立場からの日々の運動の重要性」、「切らずに治す新しい手術等」について両機関の医師から解説がなされました。当日は304名の方にご来場いただき、ご参加いただいた方からは「具体例を交えながら一般向けにわかりやすく説明いただいたので、楽しく学ぶことができた」等の感想がありました。

総合挨拶

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沙巴体育平台 学長 荒川 哲男

開会挨拶

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大阪市立総合医療センター 病院長 瀧藤伸英

講演

1.「知っておきたいロコモティブシンドローム」
座長 大阪市総合医療センター 副院長 山根孝久
講演者 沙巴体育平台大学院医学研究科 整形外科学教授 中村博亮

 
 日本の平均寿命は世界一となっていますが、平均寿命と健康寿命の間には、男性で9年、女性で12年の乖離があります。介護が必要になった原因としてよく挙げられるのは脳血管障害や認知症ですが、実は最も大きな原因となっているのが骨折などの運動器疾患です。
 運動器の障害により歩きにくくなった状態をロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)と呼びます。講演では、ロコモの自己チェック方法や自宅で気軽にできるロコモ予防トレーニングなどが紹介されました。

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中村博亮 教授

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山根孝久 副院長

2.「切らずに治す新しい心臓の弁の治療について」
座長 沙巴体育平台大学院医学研究科長 大畑建治
講演者 大阪市立総合医療センター 循環器内科部長 成子隆彦

 
 心臓には、「右心房」「右心室」「左心房」「左心室」の4つの部屋があり、逆流を防ぐためにそれぞれの部屋の間に「弁」があります。弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態を「心臓弁膜症」と呼びます。
 弁膜症の治療にはこれまで体にメスを入れて、胸を開けて行ってきましたが、近年ではカテーテル治療が可能となっています。胸を開けることなく、心臓を止めることなく行えるので高齢の方や他疾患を持つ患者さんにも適しているカテーテル治療について説明がありました。

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成子隆彦 部長

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大畑建治 医学研究科長

閉会挨拶

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 沙巴体育平台医学部附属病院 病院長 平田一人